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宝生寺 三十三観音(長岡市)


新潟県内で確認されている木喰仏のうち、この宝生寺にある木喰仏は、小千谷市の小栗山観音堂と並んで、昭和42年に新潟県の重要文化財の指定を受けました。そして翌43年にはこれを機会に、34体の木喰仏をしっかりと保管・展示するためのりっぱな建物(木喰堂)が境内の一角に設けられました。

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このように木喰仏のために頑強な建物を造った例は珍しく、おそらく県内唯一と思われます。もちろん普段は鍵がかけられ厳重にセキュリティーされており、ほかのどの寺や施設も同じですが、拝観を希望される方は、あらかじめお電話をしてから出向いて欲しいとのことです。

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ちょうど一千年前の創設という古刹、宝生寺。木喰上人が87歳の時にこの寺を訪ね、境内にある大きな銀杏の木を見て心願を発し、民衆強化のため西国三十三観音像の刻彫を思い立ったそうです。上人晩年の円熟期に作られた33体のほか、1体だけ周りの像とは明らかに違って、小さな像が中央に鎮座しています。これこそ木喰上人その人で、自刻像といわれています。

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長岡市街地から国道8号線を柏崎方面へ、左手に新潟県立博物館を過ぎて右方向にある看板を目印に進むと、比較的分かりやすい場所にこの寺があります。木喰仏が微笑(みしょう)仏といわれる所以がこの寺の木喰仏たちということだそうです。

【宝生寺(新潟県長岡市白鳥町)】
・アクセス/関越自動車道 長岡ICより車で約3分
・問い合わせ/0258-46-4768 宝生寺

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上前島金毘羅堂 三十三観音(長岡市)

長岡市の郊外、JR信越本線と上越線に挟まれた、のどかな住宅地の一角にある上前島金毘羅堂。写真のように小さな祠で、この中に木喰仏が合計36体祀られています。そのどれもが、かなり擦り減っており、中には表情さえ分からない木喰仏もあります。
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言い伝えによりますと、この祠周辺はこどもたちの格好の遊び場で、ここにある木喰仏も彼らにとっては遊び道具であったそうです。そのためご覧のような姿になっており、それはつまり木喰仏が、いかに身近な仏像として人々に親しまれ、崇められていたかを物語っています。新潟県民俗学会の駒形氏は「木喰上人は特に貧しい人たちがいるところを訪ねて木喰仏を彫って行ったと聞いております。その布教は『拝みなさい』というのではなく『さあどうぞ触って、撫でて一緒になって拝みましょう』というスタンスだったのでしょう。特に、こどもたちの遊び道具になっていたという、ここの木喰仏はそれを象徴しています。それは誠に稀なことと思います.そう遠くないところにいる良寛さんにも通じるところがありますね。」とおっしゃています。こどもたちの遊び道具になっていたにもかかわらず、これまで1体も壊されたり、持ち去られたりしないで、いまもそのままここにあります。

【上前島金毘羅堂(新潟県長岡市)】
・アクセス/JR信越本線 前川駅より徒歩5分
・問い合わせ/0258-35-1122(代表)長岡市観光課

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上前島集落センター前(緑矢印部分)

真福寺(長岡市小国町)

市町村合併になっても、今もしっかりと町名が残っている旧刈羽郡小国町。小千谷市に隣り合うこの町の、やや小高い丘に建つこの寺に、208年前の享和2年、貧しい身なりで年は老いているものの、大柄で剛健そうな一人の修験者が訪れました。この僧こそ、当時85歳の木喰上人その人で、しばらくこの近辺に滞在した翌々年、雪解けを待ちかねた早春に、隣村の神社にそびえ立つ大きな神木である欅から、身の丈2メートル43センチ、重さ500キロを超える巨大な「阿吽(あうん)」仁王尊像を作り上げました。

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その10日のあいだ、昼は庶民への布教や救済活動をし、夜になってからろうそくや線香の灯りを頼りに刻像していたそうで、その生涯が謎に包まれている木喰上人のこれもまた一つの謎とされています。この仁王尊像は、全国にある木喰仏の中でもその大きさと圧倒される存在感で傑作の一つとなっており、同寺への緩やかな石段を上り詰めた入り口に建っています。また、その石段脇には、大正期に日本ではじめて木喰仏を再発見し世に広めた、柳宗悦の筆跡になる石碑が建てられてあります。真福寺にはこのほかに、2体の木喰仏もお堂に安置されています。

【真福寺(新潟県長岡市小国町)】
・アクセス/関越自動車道 小千谷ICより国道403号線を車で約20分
・問い合わせ/0258-95-2173 真福寺

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