木喰仏とは?

木喰仏とは、木喰上人(もくじきじょうにん)という寺を持たない漂泊の僧侶が作った木彫りの仏像のことをいいます。
上人は享保3年(1718年)、山梨県下部町丸畑で名主の次男として生まれ、わけあって22歳で出家。45歳で名僧より木喰戒(五穀や煮炊きした食べ物を断ち、木の実や果実を常用)を受け、その後56歳より日本廻国修行の大願を発して全国各地を行脚し、北海道で円空仏に出会い彫仏を信仰の行とします。時に上人61歳頃といわれています。
新潟県内へは二度来訪。佐渡や特に中越地方を中心に滞在し、各地に傑作ぞろいの木喰仏を残しています。その多くは80歳を過ぎた2回目の来県時に、超人的な技で作られたもので、全国で670体ほど確認されている中で新潟県内には270体の造仏、墨書50点ほどがしっかりと大切に保存されています。これはおそらく全国的にも最多で、まさに「木喰仏の宝庫」となっています。
その後、上人は文化7年(1810年)6月5日、93歳で入定(即身仏)。その終焉の地は未だ不明です。
2010年は木喰上人没後200年の記念の年にあたります。